永遠の華〜last eternal〜
そして、再び。
辺りを照らし並ぶ街灯に、ささやかに流れる音楽が夜の街を明るくさせていた。
今は八時半。
私は今、悟くんの言われた通りに、
お店『Bloom eternity』に向かっている最中だった。
営業時間に行くのは、いつぶりだろう。
お店に入っても恥ずかしくないような格好はしてきたけど。
…一応私も高校生。
補導なんてされたらひと溜まりもない。
いつもよりメイクも濃くし、服も大人っぽくしてきた。
ここまでは問題ないんだけど。
『……うざい』
実はすごくイライラしてる。
ここに来るまでに、すでに何人かに声をかけられた。
飲みに行こうだの、遊ぼうだの、
キャバで働かない?だの……!