永遠の華〜last eternal〜


見つめられた英二の瞳に、暗さが増す。

ハッと目を見開く私に、英二は視線を外さなかった。





「俺はゆかりを忘れたことはなかった。
ずっと、会いたかったんだ」







その言葉に、私は背筋が凍りついたように動けなかった。




―――その瞳が、怖い。




私を縛りつけて、私じゃなくなるする、その瞳が。





嫌だ……。


嫌……っ!!

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