永遠の華〜last eternal〜
鮮やかな外見とは裏腹に、たまにすっ呆れた発言や行動をする。
それもまた、人を惹き付ける要因なのだろう。
「楽しみだなー。今日は頑張れそう!」
「アホか」
嬉しそうにする真咲に、俺は不機嫌そうに言った。
……何か気に食わねぇ。
離れた所で笑いを堪える悟の姿が目に入り、
より不機嫌さが増した。
「久々だからって悪さするなよ、真咲。怖ーい番犬が怒るから」
「くくっ…」と嫌味な笑いをするもんだから、俺は苛立ちを覚えてその場から立ち去る。
ったく、どいつもこいつも。
チラリと時計を見れば、針は19時を指していた。
『Broom Eternity』が賑わいを見せるまで、
あと少し。