永遠の華〜last eternal〜


カフェは私たちのいた場所からすぐ近くにあって、
お店の中は女の子たちで埋め尽くされていた。




ホワイトを基準とした内装で、
あちこちにあしらわれているお花が店内をさらに明るくさせていた。





「わぁ、可愛いー!」




白とピンクのフリフリとした制服を着た店員が席まで案内してくれた。



隣では早くもメニューを開いて、
「このパフェ3つ」と注文する茉莉がいた。



……何事も早い。


ていうか、メニュー選ばせてよ。





「ねぇ、ゆかりちゃん。もう一人暮らし慣れた?」




私の目の前に座る美香が、突然そんなことを聞いてきた。






『慣れたっていうか、昔から一人でいるのが当たり前だったからなぁ。
いまさらって感じ』




「おばさん達忙しい人だものね」




「寂しくないー?美香、いつでも泊まりに行ってあげるからね!」




「アンタが泊まりたいだけでしょ」




「へへ、それもあるー」




そんな二人のやり取りを見ながら、
店員さんが持ってきてくれたパフェを口にする。


贅沢に使われた生クリームに、
甘酸っぱい苺が口の中に広がる。



あ、美味しい。


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