永遠の華〜last eternal〜
「そういえば、ゆかりちゃん」
キラキラと目を輝かせながら私を見る美香に、
私は何やら嫌な予感がした。
こういう目をする時は、大抵ロクな事を考えてない時だ。
「香さんとは、どこまでいってるのー?」
『うぐっ』
美香のろくでもない言葉に驚き、
私はパフェを詰まらせた。
か、香!?
「あの大人の色気!すっごいクールだし、本当カッコいいよね〜!」
……大人の色気?
確かに夜のお店をやっているだけに、
無駄に色気はあるかもしれないけど。
あんなのただの俺様なだけだ。
クールなんて言葉じゃ、収まらない。
冷血男よ……!
『香ごときに大げさだよ』
「そんなことないよ!」
あるわよ。
見た目は良くても、人間大事なのは中身よ、中身!