永遠の華〜last eternal〜
半ばヤケクソになる私は、おみくじに八つ当たりをした。
なによ、なによ。
出会いなんていらないわよ。
吉も凶もないわよ!
「あれ、ゆかり?」
おみくじと睨めっ子をする私の後ろから、突然声が聞こえた。
あれ、私呼ばれた?
「ゆかりー?」
……また私を呼ぶ聞き覚えのある声に、もう一度、手に持つ紙を見つめた。
【出会いの予感!吉となるか、凶となるか?】
「おーい、聞こえてる?」
微かに冷や汗をかく私に、誰も気づかない。
これを書いた人は、私に何か恨みでもあるのだろうか……!