永遠の華〜last eternal〜
「おい」
「ん?」
「……なんであいつを誘った」
「ってさっきのこと?夜のこと?」
分かってはいたけど、とぼけたフリをした俺に顔の顔が険しくなる。
「ふざけてんのか。ゆかりが夜に来る意味だ」
「あぁ、考えすぎだよ。真咲がゆかりに会いたがってるんだ。
呼んでくれって頼まれたからさ」
「……ったく、あいつは」
その名前を聞いた香が、重いため息をついた。
真咲とは、俺たちと一緒に働いている友達だ。
もちろんゆかりとも昔からの付き合いでもある。
ゆかりとなかなか会えずにいた真咲に、ゆかりを呼んで欲しいと頼まれていた。