愛してる




「ねぇ、あの人かっこよくない?」



「本当だ」



「あの子超可愛くね」


「まじ?あ、可愛いな」




そんな男女の声がちらほら聞こえてきた





「楠みなみです。皆さんが知っている通り目が見えないので迷惑を掛けるかも知れませんがよろしくお願いします」





私の後に疾風が自己紹介して先生に教えてもらった席に着いた




「ねぇねぇ。私、白木真菜って言うのよろしくね」




「うん。よろしく」



「みなみは、どこの高校から来たの?」



どうしたら、いいんだろう正直に答えたほうがいいのかなぁ




「前は、高校いってなかったんだ」




私が迷った末に言うと真菜ちゃんはあっさりそっかぁと言ってくれた。私が、なぜか聞いてみると


「だって、この高校そういう子多いもん。高校卒業っていう資格もらうのと友達を作りにくる子が多いから。あと不良も」





「そうなんだ。教えてくれてありがとう」




そんな事を真菜ちゃんと話していると疾風から声がかかった






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