愛してる





「学校から少し歩いたところに車をとまっているので歩きますね」




教室を出てすぐ疾風がそんな事をいってきた





「でも、なんで最後までいないで帰るのかなぁ?」





「それが、この学校には不良がいるんですけど、そいつらが性質が悪いそうなので、会わないようにするためですよ。幸い、みなみさんの友達もいい人そうなので朝は、学校に来てそいつらが来る前に帰るそうですよ」






「そっかぁ。だから、こんなに早く帰るんだ」




「はい。あ、着きましたよ」




ガチャ




「みなみお帰り」




車の扉を開けるといないはずの亮介さんの声が聞こえた




「ただいま。亮介さんお仕事は大丈夫なんですか?」





「あぁ。みなみを家に送った後、出かけるがな」



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