愛してる
告白
亮介さんはそのまま病室に運ばれた
亮介さんのお父さんと蓮さんと疾風はこのことの処理があるみたいだから、病室には一緒に来なかった
涼子さんは目の見えない私と一緒に亮介さんが目を覚ますのを待っていてくれた
「飲み物かって来るわね」
少ししたら涼子さんがそういってくれた
「すみません。お願いします」
涼子さんが出て行った後私、手探りで亮介さんの手を握った
「亮介さん、早く目を覚まして。あのね。亮介さんに伝えたいことがあるの」
ぴくっ
亮介さんの手が動いたと同時に亮介さんの声が聞こえた
「何だ?伝えたいことって」
「亮介さん。よかった、ヒクッ死んじゃうかとヒクッ思った」
我慢していた涙が溢れてきた
「みなみ、泣くな。ごめんな。それに、俺はみなみを残して死なない。俺はみなみが好きだからな」
「私も」
「え?」
私の言っていることが、理解できなかったのか亮介さんは聞き返してきた