愛してる




でも、今の私はこの思いを留めておくことは出来なかった





「生まれつきだからしょうがないとは思っていたんだけど、好きな人・・・亮介の顔を見れないのがすごく悲しい・・・今までは、見えなくっても我慢が出来た。しょうがないと思っていたの、でも亮介と出会って普通の子みたいに、顔を見たい・・・もし、子でもが出来たらその子の顔も見たい・・・・一緒に海を見てきれいだね。って言いたいって思ってしまうの・・・・」





私が、言い終わると亮介は、抱きしめてくれた




「亮介?」




「俺は、目のことはどうしようも出来ない。でもな、みなみが見えない景色を伝えることが出来る。それにな、俺はみなみの目が見えなくって良かったと思っている。もし、みなみの目が見えていたら俺たちは出会わなかった。もし出会っていてもこうして付き合うことはなかったかも知れない・・・・・」





そう言って亮介は、私の肩を抱いて抱きしめてくれた







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