愛してる
「私が夜ご飯作るね」
「俺も、一緒に作る」
お母さんが生きていた頃に一人でもご飯が作れるように練習したから、ある程度は作れる
「じゃあ、カレー作るから、火の場所とか教えてくれる?」
ただ、一度も来た事がない場所だったから、火は危ないから亮介に場所を教えてもらいながらやることにした
「そこが、火だから気をつけろよ」
「うん」
「目が見えるみたいに手際がいいな」
「お母さんが亡くなる前に料理を教えてもらったんだ」
そっかぁと亮介はいってそれ以上のことは聞いてこなかった
カレーを作るのが終わり一緒に食べているときに
「今度、みなみのお母さんのお墓参りに行こうか」
といってくれた
「うん。ありがとう」