ツン×ツン オカルト同好会【MENS企画】
ウザいと感じていた護君がいなくなったら…。

ダメ!そんなの嫌…。

護君に側にいて欲しい。

「ごめんな…。もっとイケてる奴と…キスしろよ…。」

弱々しい声で護君が笑う。
そんな事言わないで…。

「待ってて…パパにいい方法を聞くから…。」

パパの携帯を鳴らした。

「どうした?」

携帯に出たパパに事情を話す。

電波の状態が悪く、線路沿いを歩きながら…。

「なんて事を!護君は?」

普段は穏和なパパが怒鳴ってくる。

「大丈夫…今は横になっている…。」

その時だった。

線路沿いの木が突然倒れた。
横になっている護君を覆い被すように…。

「いやぁ〜護く〜ん…。」

私は携帯を投げ飛ばし、護君の側に走った。

枝を払いながら、護君の名前を叫び…そして無力感に私は泣き崩れる事しかできなかった…。
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