【短】落書きから実った片想い
そして、次の日。
今日も英語はあった。
早く席が見たくて仕方がなかった。
急いで教室に向かって
自分の席についた。
机を見てみた。
゙僕です。3-3ですよ(笑)
あなたはだれですか?゙
間違えるはずがない、
この字は明らかに
君の文字だった。
君は、3-3だ。
こんな運命あるかと思った。
私はあわてて、返事を書いた。
゙3-2です。あ、女子です。゙
なんだか字が震えた。
君は―――…
この席に座っている。
英語の時間がこれから
待ち遠しくなった。