【短】落書きから実った片想い


 


なにげない落書きが、


どんどん大切なものになった。


君は、いつも返事を書いてくれる。


私も、返事を書く。







返事を書く私は、きっと

にやにやしているに違いない。

なんだか恥ずかしくなった。


だけど、楽しい。




今日も机には君の文字。







゙そろそろ誰か教えてよー?

俺は誰かわかる?゙








分かるよ。だって

大好きな人の字なんだから。



なんて、言えるはずはない。

今すぐに、伝えたいけど。








゙えー(゚Д゚)どうしよっかな!

うん。わかるよ。゙







私は静かにそう書いた。







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