愛するダーリンの観察日記







まぁ案の定メールは送信出来なかった。



「やっぱ送れないから電話して?」


ほらね、と私は得意気にダーリンを見る。



「分かったよ・・・」


ダーリンは面倒臭そうに電話を掛ける。



「あ!何度もすいません!あのーメール送れないんすけどー」


じゃなくてpかtかでしょうが!!!と思いながらも黙って話を聞く。


「あ、はい・・・・はい、ちゃんとそのまま送ったんすよー!けど・・・え?
おい!はるー!お前ドットとカンマ間違えたんじゃねぇの?」


「はぁあ?!そんな初歩的なミスするわけないじゃん!!!!」


ってやばい。
電話中なのに大声を出してしまった。




「らしいですw・・・あ!最初ってpでいんすよね?tですか?
・・・やっぱそうっすよね!ちゃんとそう送りましたよ。でも送れなくて・・・」

「だからーpとかtじゃなくてプレステのpとかテストのtとか言いなよ!電話は聞き間違いし易いんだから・・・」


小声で横から口出し。



「え・・・?タスポのt?あ、なーんだ。tっすね!じゃあそれで送ってみますー」


さすが相手の人。
ってかやっぱtなんじゃんよ。




「だって。tで送ってみろよ。」




相変わらず偉そうだ。








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