片恋~君に恋したあたし~
お母さんはイスに座りあたしと一言も話さないまま
携帯をいじっている


「・・・いってきます」
返事は返ってこないまま
家の扉をしめた



こうなってしまったのは
幼い頃



父親は勝手に出て行ってしまった
大金を置いて



お母さんが影で泣いていたのは知ってる
何もできなかった
幼いアタシ



自己嫌悪


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