片恋~君に恋したあたし~
一口飲んでみると
甘い甘い味が広がって


「おいしい!えへへへっありがとう」


神崎くんは笑って
嬉しそうにあたしを見てた


「俺甘いの嫌いだからよかった」


あたしはこのとき気づかなかった
甘いのが嫌いな君が苺牛乳を買った理由を



すべての始まりだった



あたしの



悔やんでも戻れない




恋をしない自分には



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