片恋~君に恋したあたし~
あっちがあたしに気づいて
近寄ってきた


「お!片平~っはよ」

「お・・はよう」
妙に緊張する



「告白されてたじゃん」


「神崎君もじゃん」


「あれ断わるの傷つけてるみてぇでいやだよな」


「うん・・・」


まさか一緒の気持ちのひとがいようとは


「あの空気が嫌いなんだよね」


「一緒~なんか告白されるの疲れた・・・俺って最低」


「あたしも最低だあ」


一緒のベンチにすわって
一緒の空を見上げてる


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