Shadow Soul Hunt


「!!」

俺は反射的に拳銃を構え
蜘蛛に向かって撃った

ダガンッ!!

『ギギャッ!!』

見事蜘蛛に命中した

「ピュ〜♪やるじゃん♪」
白狼さんが愉快そうに笑う……我がらこの状態で
よく当たったな…

その後
白狼さんは楽々と
全ての蜘蛛を消去った

「ふぅ、終わった終わったっと♪」
単なる準備運動でも終えたかのように
汗一つかいていない


蜘蛛が居なくなったおかげで
呼吸がしやすくなった

「すぅ……はぁ……すぅ」
深く深く深呼吸をする
新鮮な空気が
肺を隅々まで満たしてゆく

まだ頭がボーッとする
白狼が歩み寄ってくる
「あの状態で、よく当てられたな〜♪」
感心している様な、呆れているような
曖昧な表情をする

「自分でも驚きっすよ…」
かろうじて俺は立てるようになった

「回復も早いなぁ」
嬉しそうな顔で俺を見る
体力だけは
自信があるからな

「これなら…」

何か呟いているが
うまく聞き取れない



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