Shadow Soul Hunt


「あーぁ、でも寿命は別に縮まねぇから安心しな♪」「えっ?」
今、俺…口に出して言ったかな?
心を詠まれた…のか?


「生命力を喰われても、力のある奴は体が勝手に生命力を保とうとして自己再生をするから、いたって問題は無いんだぞ〜♪普通の人間なら普通に死ぬけどなっ♪」

…普通にって…
そうゆう事は、先に言ってくれよマジで…
闇の目を見ない事とか
生命力の事とか
色々とさぁ…
それ『なっ♪』って、ウィンクして言う台詞じゃねぇよ!!


そうこうしているうちに
体の調子が大分良くなった。
白狼は軽く背伸びする

「んじゃ〜ご注文通り少し休んだ事だし、そろそろ行くぞ?」
にんまり笑うと
通路へとサッサと先に行ってしまった

「…自分勝手だね〜ぇ…」
本人に聞こえないくらいの小声で、ボソリッと愚痴を漏らしてみた

間髪入れず
暗い通路から
「なんか言ったかー!!!?」
と、ドデカイ声が飛んできた

「!!い、い、言ってませ〜ん!!なんにも言ってませ〜ん!!」
なんつぅ地獄耳…
俺は立ち上がると
急いで白狼さんの後を追った



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