Shadow Soul Hunt
「考え……させてくれ」
「いいぜ。俺はいつ迄でも待っているからさ♪」
またいつもの、ふざけた調子に戻る
「……」
俺は無言のまま
その場を離れ、帰路に着いた。
家に着くと俺は
ソファーに寝転ぶと天井を仰ぎ見た
使命……運命…
陰魂狩りになれだと?
絶対にゴメンだ!!
あんな危険な仕事に
あんな自分勝手な奴に……
絶対に嫌だ!!
いくら給料が良いからってあんな仕事に…
…………
『自身についての記憶が消去される』
………母さん
携帯を見つめた
本当に…忘れているのか?
白狼の言った事は事実なのか?
嘘かもしれないし
真実なのかもしれない
確かめない限り
解らないままだ
「……」
携帯を開くと
母さんの電話番号を選ぶ
きっと……
忘れている訳がない
そう願いながら発信を押した