Shadow Soul Hunt
デパートの喫茶店に着くと
白狼は同じ席で
紅茶を飲んでいた
全く焦ってなければ
罪悪感の欠片も感じてない様子だ
あ〜ぁ、イライラする…
悩んで絶望していた自分がアホらしくなってくる…
「おう、来たか♪」
ヘラヘラした顔で、こっちを見る
ビュッ!!
こっちを見るのと同時に
俺はその顔面に拳を入れようとしたが…
ガシッ!!
俺の拳は白狼の右手に
いとも簡単に受け止められてしまった
白狼は、さっきよりも更にムカツク笑顔を浮かべる
「…一発殴らせて下さい♪」
「一発もう殴ったろ?俺の右の手の平を♪」
…この野郎───ぉ
取り合えず席に座る
「それで、返事は?」
…分かってるくせに…
「やってやりますよ!! 陰魂狩りになって使命とやらを、果たしてやります!!」
この現実を受け入れてやると、決意したんだ…
いつまでもウジウジしてられっかよ!!!
白狼はニカッと笑う
「そかっ♪ 陰魂狩り加入おめでとお♪ 歓迎するよ兄弟♪」
「兄弟?」
「そっ♪俺等、陰魂狩りは同じ力を持った兄弟さ♪」
ヨロシク♪と、嬉しそうに笑う白狼
なんか…なんか…
…………なんか………