Shadow Soul Hunt
「ミラクル発生!!♪こりゃ〜運命かも♪」
自然と口角が上がる
「えっと〜面接時間と場所は…と」
『坂井駅南口より徒歩3分 ホテル「スパイム」3階 〇月〇日午後5時に来い』
「なんか命令口調な募集掲示だな………まぁ〜いっか…てか、明日じゃんか!……ん〜と明日は、特に用事も無いし、調度良いか」
彼はこの時
身体の内側から熱い何かを感じていた。
きっとここには
《俺の求めている何かがある》という
言葉では表せない
確信めいたものを感じ
久しぶりに好奇心の沸き立ちを覚えていた。
人間とは好奇心に弱いものだ
だが、この世には
その好奇心が仇となる事があると言う事を
彼は身を持って知る事となる。