Shadow Soul Hunt


「コイツは『陰』だ。現代で言う所の悪霊さ」
 

『陰』?
どこかで…

昨日のホームページを思い出す

本当に…いたんだ…
だとするとこの人…
「もしかして、白狼さんは『陰魂狩り』ですか?」

「おっ、よく知ってんな♪どうせネットとかで知ったんだろうが。」

…その通りです。

…待てよ、って事は
バイトの内容って…


「気付いてるかもしれないが、バイトの内容は《陰魂狩り》の手伝いをしてもらうぜ!!」

「えええぇぇぇ!!」

ヤバい!!大変なことになった
すぐに断んないと!!


「む、む、無理です!辞めます!!」
「テメェに、拒否権はねぇ!!それに俺の存在を知った以上逃がさねぇ!!」
「そんな…」
「いいか、これから陰や陰魂狩りについて説明するぞ。」

無理矢理本題に入った!?

仕方ないから
話を聞くことにした。

「まず陰についてだ。 陰は、元々人間の黒い感情が闇になり、そして深化し生まれる悪霊みたいな物だ。」
ここまではネットに載っていた通りだ。

「闇は人間の感情を喰らい、陰になろうと本能的に考えるらしい。 だから、それを邪魔する奴に容赦なく襲い掛かってくる。」

成る程、成る程
かなり危険だ。

「闇は大体が個体だが、陰になりかけると、こんな感じにドロドロと液体化する」

改めて見るが
先程飲んだ珈琲が
出てきそうだ…。



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