海に行こう


「おい、そんなところにいたら邪魔だろう…佑志」


その時、真後ろから野太い声が聞こえた。


めっちゃびびった。


でも、目の前の佑志は目が点ってかんじで口もあいてる。


恐る恐る後ろを振り返ると、そこには…


「校長先生??!!」


な、ななななんでここにいるの?!


「佑志、なんか悪いことしたの?」


あわててきくけど、何も言わない彼。


「親父・・・?」


…は?


「いかにも、私は佑志の父親だよ。久しぶりだね、沁織ちゃん」


・・・え?


ついていけない。


校長先生が、佑志のお父さん?


離婚したんでしょ?


なんでここに?


あたしの頭ははてなマークでいっぱい。


ちょっと飛び出てるよ。


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