ホタル
当たり前のように、家族がいる、俺には亜紀のつらさを理解する事は出来ないんだろう…
そう考えると胸が苦しくなって抱きしめる力を強めた
『亜紀は、そうやってつらい事を我慢してたのに、気づいてやれなくてごめん;』
気の強い彼女とは思えないくらい小さな声で言った
「ううん…ショウは全然悪くない‥わたしが勝手に泣いてショウに迷惑かけたよね‥ごめん‥」
そう言って俺から離れようとした亜紀にキスをした
突然の事で亜紀はビックリしている
『迷惑な訳ないだろ!!…俺はお前の事が好きだ!お前は俺の事好きでもなんでもないかもしれないけど、俺はお前が好きでどうしょうもない―お前の悲しんでいる所をみてると俺もつらい…』