*愛してたから…
---*Haruki side:学生証の女---

今日の5時間目の理科。。

夏未のやろうが早退したせいで
俺が変わりに授業をする。

1-A。1年生の中で最も優秀なヤツが集まっている。

…のわりには。結構にぎやかなクラスだ。

いや。極一部か。

どうやら、一人の女子生徒が男子にかこまれている所だ。

可愛らしい笑顔の女子生徒は、どこかで見たことのあるヤツだった。

おっといけねっっ。時間だ。

「授業始めるぞー。席につけー。」

---*Benika side:芽生えた感情---

めんどくせー。

ちょっと私が笑顔を作っただけでこんなに
男子があつまる。

ガラガラー。

先生がはいってきた。こんな先生いたっけ?

まだ授業始まるまで10分ある。

「あの先生かっこよくない?!。」

「確かに。でも私は夏未派だな。」

ふだん地味子なのにこーゆーのは敏感なんだな 。

ふーん。確かにイケメン。

でも。私には関係ない。私は男なんかだいっっきらい。

人と話すのも接するのもだいきらい。

---*Haruki side:学生証の女---

授業の終盤、難しい問題をだした。

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