執事と共にお花見を。
「お嬢様?」


恵理夜の目は、チラシの写真に釘付けになっている。

春樹も、高い視線からその写真を見やる。


「私が、何に惹きつけられているかわかったわ」

「と、いいますと」

「ここに、謎があったから、惹きつけられていたのよ」

「なるほど」


春樹は、深く頷いていた。
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