〜絆〜涙のインターハイへの道
そして、バトンを手にし、最後まで懸命に走った。


3位との距離は10メートル以上開いていた。もうこいつには抜けない距離だと思っていた。


だが俺は、 


「頼む。抜いてくれ。」


俺自信、思ってもみない言葉を口走っていた。


「任せとけ。」


一言そう言い残すとアイツはバトンを握りしめ走っていった。
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