〜絆〜涙のインターハイへの道
「気にするなよ。こけることぐらいあるって。大事なのは人が困ってるときに助け合うことだろ。」


アイツは俺の目を見て、バカにすることなく、まっすぐそう答えた。


俺はリレーメンバーが決まったときにアイツに足を引っ張るなよと言った自分が情けなくてしょうがなかった。


そして、大粒な涙が次から次へと流れ落ちていった。
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