〜絆〜涙のインターハイへの道
そして、県大会当日、俺はにしむ達の応援を背に得意種目の800メートルを走った。


しかし、運命とは残酷なもので、0・17秒差で全国への切符を逃した。 


俺は号泣した。自分への悔しさだけでなく、にしむの気持ちに答えられなかったことが一番悔しかったのだ。


だが、俺以上に悔しがっていたのはにしむだった。
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