ティッシュに涙と少しの残骸
「騙される方が悪いんだからね。それに竜弥くん星流に不満だってゆってたし」

吐き捨てるように星流に言葉の刃を向ける度、胸が引き千切れ、声にならない叫び声を上げて血を流す。

【なにそれっ!?どうゆう事よ!!】

星流の悲しげな声がますます血の流れを速める。言葉に詰まって声が出ない…

「星流さあ、処女じゃなかったら真雪とこんな風にならなかった」

彼奴が代わりに答える。なんて酷い答えなの。それが一番傷つくショックな言葉だと認識してないんだね、でも都合がいいから使わせてもらうよ。
深く深く息を吸い込んで嫌々笑顔を作る。

「そうゆう事で。星流悪かったな」
「星流、素敵な誕生日プレゼントありがとう」

星流は絶句して青ざめた表情に目は虚ろだ。







ほんとは誰よりも星流を愛してる
あたしなんかどうなってもいいくらいに星流を愛してる


“愛してる”なんて軽々しく言うもんじゃないって知ってるけど
この感情をなんといえばいいか解らない

きっとこれが…
愛してる、とゆうのだろう。
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