ティッシュに涙と少しの残骸
居間のテーブルにコンビニの袋を置いてから冷蔵庫を開ける。牛乳と烏龍茶とカフェオレのパック。

『烏龍茶でいいか?』
「なんでもいい」

侑一は早速パンをひとかじりしてTVをつけてくつろいでる。
グラスと烏龍茶のペットボトルを侑一の目の前に置きポッキーの箱を開いた。

「最近美葉ちゃんとどうよ」

ポキッとほんの一口かじった瞬間に問われて思わず侑一を見た。なぜだか嫌な予感がした。

『相変わらずだけど。いきなりなんだよ』
「いや、ちょ―っと、な」


ワンッ!
ちー助が吠えた。散歩の時間だ。

『俺散歩行ってくる』
「付き合うよ」

なんだか侑一に監視されてるみたいで気分が悪くなってきた。
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