ティッシュに涙と少しの残骸
「タケ!またその本読んでんの?」
『面白いから』
精神病の本をひょいと取り上げ目次に目を通しただけで俺に投げて寄越した。
「翔さんの為か?タケは熱心だよな。オレにはそこまで出来ねぇよ」
『昨日は悪かったな。何飲むんだよ』
「コンビニで奢ってもらうから」
中庭から出て行く侑一の背中に手を振る。ベンチから立ち上がり美葉に電話をかけた。
「ふっ…く…」
『いい加減泣き止んでくれよ』
「だってぇ…」
美葉の手を握りゲーセンに入る。
『プリクラ撮ろうぜ』
「やだ!絶対いや!」
抵抗する美葉の腰に手を回し、お姫様抱っこして誰も居ないプリ機を選んでそこに入り美葉の右手をがっちり掴み金を投入して嫌がる美葉の頬にキス。
「たけっ…」
『はい、カメラ見て♪』
パシャッ!
『美葉プリクラ好きだろ?そんなに怒るなよ』
ふいっとそっぽを向いたまま口をきいてくれない。俺の左斜め前を無言で歩いてゆく。
『面白いから』
精神病の本をひょいと取り上げ目次に目を通しただけで俺に投げて寄越した。
「翔さんの為か?タケは熱心だよな。オレにはそこまで出来ねぇよ」
『昨日は悪かったな。何飲むんだよ』
「コンビニで奢ってもらうから」
中庭から出て行く侑一の背中に手を振る。ベンチから立ち上がり美葉に電話をかけた。
「ふっ…く…」
『いい加減泣き止んでくれよ』
「だってぇ…」
美葉の手を握りゲーセンに入る。
『プリクラ撮ろうぜ』
「やだ!絶対いや!」
抵抗する美葉の腰に手を回し、お姫様抱っこして誰も居ないプリ機を選んでそこに入り美葉の右手をがっちり掴み金を投入して嫌がる美葉の頬にキス。
「たけっ…」
『はい、カメラ見て♪』
パシャッ!
『美葉プリクラ好きだろ?そんなに怒るなよ』
ふいっとそっぽを向いたまま口をきいてくれない。俺の左斜め前を無言で歩いてゆく。