ティッシュに涙と少しの残骸
昼間に近づいてく度太陽はますます熱気を発光して地球の中の俺たちへと降り注ぐ。先になって歩いてる星流の後ろをついて行きながらどこに行くかと聞いた次の瞬間、いきなり俺にめがけて何か飛んできた。
それを慌てて顔の前でキャッチするとひんやりと冷たかった。

【おお~!反射神経衰えてないじゃん】

ぱちぱちと感心の拍手をして微笑する星流のそばへ走っていき腕を首に軽く押しあててやった。

『ったくビビらせんなって!鼻折れたらどうすんだよ!』
【ぐう―、苦しいって】

ふざけて触れた星流の身体のラインに心臓がちょっと跳ねた。脇腹に触れたら身をねじって降参して謝ってきた。

【脇腹は反則!もうしないから】

くるくるの髪の毛を整えながら呼吸も調えてる。

『なぁ、どこ行く?カラオケとかか?』
【それもいいけど。黙って私についてきて】

何かを決めたような顔つきに変わり、小さく拳を握りしめ薔薇のついた足で歩き出した。星流からもらったカフェオレを飲みながら一歩遅れてついてゆく。
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