ティッシュに涙と少しの残骸
できるだけ優しく
優しく触れる。
星流が痛くならないように

【んっ…】
『痛い?』

恥ずかしそうに首を横に振って小さな声で、気持ちいいの、と呟く。

『…初めての相手が俺でいいのか?』
【猛じゃなきゃいやなの…】

そんな可愛いことを言われちゃこっちも照れる。髪を撫でて額にキスをしたらうっとりと目を細めて微笑む星流に胸がきゅん、とないた。






この気持ち確信した。

『好きだよ…。星流』


彼女の身体を
強く、強く抱きしめた―

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