ティッシュに涙と少しの残骸
裸のまま目を閉じてついさっきまで隣に居た星流のぬくもりを右側に感じながら無意識に、意識を手放して眠りへとおちていった。
星流が帰ったことも、空に太陽が顔を出したことも知らずに。

そして、大人の事情が始まることも―



【ちー助!!待てー】

夏休みに入り塾が終わったあとは一緒に勉強をしてから散歩、とゆうのが日課になりつつある今日この頃。あの時の空虚感は気のせいだったのか以来感じることはなくなった。

俺は星流が好きだ
星流も俺を好きだと言ってくれた

それだけで十分だ。
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