ティッシュに涙と少しの残骸
「湊?」
「うん?」
「…すき」
「聞こえません」
嘘だ
絶対聞こえる距離なのに
「耳鼻科行けば?」
「帰ったらそうするか」
憎ったらしい態度に私も悪態をつく。赤信号に引っかかりブレーキを踏み止まったら車体が少し揺れた。湊に名前を呼ばれ振り向いた瞬間キスをされた。
「バカっ!見られたらどうすんのよ」
「大丈夫だって、それとも見られた方が興奮する?」
湊の太ももを思いっきり叩いたら、ばちぃんと小気味良い音を立てた。
「いってぇ!!この暴力女」
「変態!!」
少し見通しの悪い三叉路にさしかかった時、一時停止すればよかったんだ。
「うん?」
「…すき」
「聞こえません」
嘘だ
絶対聞こえる距離なのに
「耳鼻科行けば?」
「帰ったらそうするか」
憎ったらしい態度に私も悪態をつく。赤信号に引っかかりブレーキを踏み止まったら車体が少し揺れた。湊に名前を呼ばれ振り向いた瞬間キスをされた。
「バカっ!見られたらどうすんのよ」
「大丈夫だって、それとも見られた方が興奮する?」
湊の太ももを思いっきり叩いたら、ばちぃんと小気味良い音を立てた。
「いってぇ!!この暴力女」
「変態!!」
少し見通しの悪い三叉路にさしかかった時、一時停止すればよかったんだ。