ティッシュに涙と少しの残骸
風邪が長引いて4日も学校を休んだ。ほんとはもう行きたくないけど仕方ない。
今日は12月12日
すっかり乾いた道路をひとり自転車で学校へと向かう。いつもなら真雪と歩いて登校していた。真雪もう一緒に登校する事もこれからなくなった。
【おはよう~】
「星流!!」
クラスメイトの由紀が教室に入ってきた私にダッシュして近付いてきた。
【朝から全力疾走しなくてもいいじゃん】
「なんで来なかったのよ!?」
【風邪ひいてさぁ、死んでたよ】
「…死ぬとか言わないでよ」
由紀だけじゃなく教室全体がいつになく暗い。
「星流なんにも知らないの?真雪の親友なんでしょ?」
【何があったの?】
由紀は黙って真雪の席を指した。机の上には花瓶に花が生けられている。
そんな、まさか、なんで?
「昨日真雪のお葬式だったんだよ」
今日は12月12日
すっかり乾いた道路をひとり自転車で学校へと向かう。いつもなら真雪と歩いて登校していた。真雪もう一緒に登校する事もこれからなくなった。
【おはよう~】
「星流!!」
クラスメイトの由紀が教室に入ってきた私にダッシュして近付いてきた。
【朝から全力疾走しなくてもいいじゃん】
「なんで来なかったのよ!?」
【風邪ひいてさぁ、死んでたよ】
「…死ぬとか言わないでよ」
由紀だけじゃなく教室全体がいつになく暗い。
「星流なんにも知らないの?真雪の親友なんでしょ?」
【何があったの?】
由紀は黙って真雪の席を指した。机の上には花瓶に花が生けられている。
そんな、まさか、なんで?
「昨日真雪のお葬式だったんだよ」