ティッシュに涙と少しの残骸
ぼんやりとしていたらあっという間に放課後になった。真雪の机の上には相変わらず花が供えられている。それを横目で見ながら席を立つ。
「真雪の家行こうよ」
【私別に用事ないから由紀が行ってくればいいじゃん】
コートに袖を通して釦を留める。由紀はそんな私に腹を立てたのか何も言わず左手首を掴んで教室から引っ張ってく。
そしてそのまま由紀に引っ張られ真雪の家のドアへと着き、由紀が呼び鈴を鳴らし真雪のお母さんが迎えてくれた。
「ごめんなさいね。散らかってて」
真雪のお母さんに会うのは夏以来で日焼けがおちた顔はなんだかくたびれてた。
由紀に促され祭壇へと。たくさんの花と真雪の笑ってる写真が飾られている。その笑顔に胸がぐうっとつまった。
「星流ちゃん、いつも仲良くしてくれてありがとうね。真雪いつも星流ちゃんの事話してたのよ」
由紀が「帰るね」と耳打ちしてきた。私はただ頷いて真雪のお母さんの話しを聞く事にした。
「真雪の家行こうよ」
【私別に用事ないから由紀が行ってくればいいじゃん】
コートに袖を通して釦を留める。由紀はそんな私に腹を立てたのか何も言わず左手首を掴んで教室から引っ張ってく。
そしてそのまま由紀に引っ張られ真雪の家のドアへと着き、由紀が呼び鈴を鳴らし真雪のお母さんが迎えてくれた。
「ごめんなさいね。散らかってて」
真雪のお母さんに会うのは夏以来で日焼けがおちた顔はなんだかくたびれてた。
由紀に促され祭壇へと。たくさんの花と真雪の笑ってる写真が飾られている。その笑顔に胸がぐうっとつまった。
「星流ちゃん、いつも仲良くしてくれてありがとうね。真雪いつも星流ちゃんの事話してたのよ」
由紀が「帰るね」と耳打ちしてきた。私はただ頷いて真雪のお母さんの話しを聞く事にした。