ティッシュに涙と少しの残骸
リードを外しちー助を自由にする。
『存分に走り回ってこい。知らない人には飛びかかり禁止!』
ぽんっと頭を撫でて尻尾振り回しながらダッシュしていく。
俺は女の子を気にしつつ雪を払いのけた草の上に座ってちー助を見守る。
茫然と立ち尽くしてる感じ?この寒空の中いつから居るんだろ?
もしや…
まさか自殺!?
なんか思い詰めてるっぽいし止めた方がいいのか?
いや待てよ。下手に声かけたら安いナンパだと勘違いされるか、
「景色見てただけです~」とか言われたら俺恥かくし。
せめて顔が見える場所にさりげなく移動するか。
尻に僅かに残ってる雪を払い彼女に近付いてゆく…
【わぁぁ~~~~ッ!】
距離を縮めていったら顔も声も認識できた、彼女は喉から絞られるような声をあげて泣いていた。
『存分に走り回ってこい。知らない人には飛びかかり禁止!』
ぽんっと頭を撫でて尻尾振り回しながらダッシュしていく。
俺は女の子を気にしつつ雪を払いのけた草の上に座ってちー助を見守る。
茫然と立ち尽くしてる感じ?この寒空の中いつから居るんだろ?
もしや…
まさか自殺!?
なんか思い詰めてるっぽいし止めた方がいいのか?
いや待てよ。下手に声かけたら安いナンパだと勘違いされるか、
「景色見てただけです~」とか言われたら俺恥かくし。
せめて顔が見える場所にさりげなく移動するか。
尻に僅かに残ってる雪を払い彼女に近付いてゆく…
【わぁぁ~~~~ッ!】
距離を縮めていったら顔も声も認識できた、彼女は喉から絞られるような声をあげて泣いていた。