ティッシュに涙と少しの残骸
日記
初体験は13歳
当時付き合ってた初彼にほぼレイプ同様に犯された中2の夏―


夏は嫌い
暑いしいつもやる気起きないのにますますやる気が起きない。
脳みそがアイスみたく溶けそうな蒸し暑い午後、扇風機の前で水揚げされたマグロのように寝そべる。

「アイス~…ってさっき最後の一本食べちゃったんだっけ」

まとわりつく暑さを振り切って立ち上がる。

「なんでウチにはクーラーないのよぉ…」

額から流れた汗を手の甲で拭う。身体中がベタベタと気持ち悪いからシャワーを浴びにバスルームに入った。

バスタオル一枚で部屋へと向かう、もちろん扇風機も一緒だ。
プラグを差し込みスイッチオン。バスタオルを剥ぎベッドへ放る。下着を着けなんのTシャツを着ようか迷ってたら彼からお誘いの電話がきた。

“今夜花火一緒に見に行かね?”

夏休みになってから初めてまともなデートのお誘いにあたしは有頂天になり下着姿のまま今夜のコーディネートを昼間から悩み始めた。
もしかしてキスの予感!?歯磨きしてかなきゃ。口臭ケアもバッチリに!
メイクはいつもより念入りに時間をかけたから待ち合わせに少し遅れちゃった。
< 40 / 248 >

この作品をシェア

pagetop