ティッシュに涙と少しの残骸
「遅ぇ」
「ごめんね、もう始まってるね」
ドーン!と薄暗い闇に打ち上げられた花火は鮮やかな花を咲かせては散ってゆく。
浴衣を着た女の子たちが目立ってるなあ。あたしも浴衣着てくればよかったかな…
「ワンピ可愛いじゃん。似合うよ」
彼の一言で喜ぶあたしってゲンキンだなってつくづく呆れる。でも彼の一言は大きいんだ。だって大好きだから
「ちょっとお嬢様ちっくに決めてみました♪」
「なんかエロイな」
「バカ!」
手を繋いで人混みの中を歩く。学校では先輩と付き合うのが流行っていた時、淡い片想いしていた高校の先輩に思い切って告白したらOKをもらって卒倒しそうになった初夏。
何回かデートを重ねて今日はキスしちゃう!?みたいな予感を期待してるあたしもエロイ?
繋いでる右手に力を込めて握った。
「ごめんね、もう始まってるね」
ドーン!と薄暗い闇に打ち上げられた花火は鮮やかな花を咲かせては散ってゆく。
浴衣を着た女の子たちが目立ってるなあ。あたしも浴衣着てくればよかったかな…
「ワンピ可愛いじゃん。似合うよ」
彼の一言で喜ぶあたしってゲンキンだなってつくづく呆れる。でも彼の一言は大きいんだ。だって大好きだから
「ちょっとお嬢様ちっくに決めてみました♪」
「なんかエロイな」
「バカ!」
手を繋いで人混みの中を歩く。学校では先輩と付き合うのが流行っていた時、淡い片想いしていた高校の先輩に思い切って告白したらOKをもらって卒倒しそうになった初夏。
何回かデートを重ねて今日はキスしちゃう!?みたいな予感を期待してるあたしもエロイ?
繋いでる右手に力を込めて握った。