ティッシュに涙と少しの残骸
花火の日以来、彼の家に呼び出されて行為を続ける毎日。完璧に拒めなかったのは彼が好きだから…
クーラーの効いた部屋で繰り返される恋人同士だけの特別な行為。
誰でもいいならあたしと毎日しないよね?
あたしの事好きってほんとだよね?

いつまで経っても慣れない痛みに嫌気がさしてきた夏休み終了の一週間前。
友達とカラオケに行った帰り彼のバイト先のコンビニへ立ち寄った。

「入らないの?」
「あたし待ってるよ」

驚かしてやるんだ♪
くふふ♪
友達と別れ従業員入口で待ち伏せた。日陰に隠れてるけどやっぱり暑いや。流れ出る汗をハンカチで拭う。喉渇いた―!
気を抜いた瞬間ガチャリと鉄の扉が勢いよく開いて彼とバイト仲間が話しながら出てきた。

「あっちぃ」
「腹減らね?飯食いに行こうぜ」

なんか出るタイミング失っちゃった。隙を見計らって驚かそっ。

「そういや彼女中学生だって?疲れねぇ?俺の友達も中2と付き合ってっけどいちいちうるさいってさ」
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