ティッシュに涙と少しの残骸
ちー助の足を拭きスニーカーを脱いで台所で料理してる母さんの隣に豆腐を持っていく。
『ただいま。買ってきた。飯何?』
「ありがと、豆腐がないのに麻婆豆腐にしちゃった」
『作ってる途中で気付いたな?母さんその癖やめろよ。冷蔵庫の中見てから作ってくれ』
豆腐を受け取り水抜きをする母さんは今度気を付けるよ、と俺の背中を叩く。
俺は日浦猛(ひうらたける)二十歳。
こっちはラブラドールレトリバーのちー助。黒い毛並みが美しいだろっ♪夏に長期出張が決まった親父が出発の1週間前に買ってきた。
親父の代わりにって母さんへのプレゼントだってさ。でも結局俺が全部世話してんだよな。まあ可愛いからいいけどさ。
居間のこたつに二人で入ってぬくぬくタイムは最高だ♪眠くなってきた…
「猛、勉強はしなくてもいいの?」
出来たての麻婆豆腐を山盛りにして持ってきた母さんが鋭い口調で俺を攻撃する。
『ただいま。買ってきた。飯何?』
「ありがと、豆腐がないのに麻婆豆腐にしちゃった」
『作ってる途中で気付いたな?母さんその癖やめろよ。冷蔵庫の中見てから作ってくれ』
豆腐を受け取り水抜きをする母さんは今度気を付けるよ、と俺の背中を叩く。
俺は日浦猛(ひうらたける)二十歳。
こっちはラブラドールレトリバーのちー助。黒い毛並みが美しいだろっ♪夏に長期出張が決まった親父が出発の1週間前に買ってきた。
親父の代わりにって母さんへのプレゼントだってさ。でも結局俺が全部世話してんだよな。まあ可愛いからいいけどさ。
居間のこたつに二人で入ってぬくぬくタイムは最高だ♪眠くなってきた…
「猛、勉強はしなくてもいいの?」
出来たての麻婆豆腐を山盛りにして持ってきた母さんが鋭い口調で俺を攻撃する。