ティッシュに涙と少しの残骸
【ありがとうございます】
「店長太っ腹!美味しそう♪」
あたしはケーキを箱に仕舞い星流の後ろについて行こうとしたら店長に呼び止められた。
「真雪ちゃん、星流ちゃんに片想いしてるでしょ」って。
身体が凍ったみたいに硬直して足が床にへばりつく。心臓の音が頭に厭に鳴り響き一瞬に喉がカラカラに渇いた。
言葉が出てこない
何か言わなきゃ
黙ってたら認める事になるじゃない
異常な人間だって…
「大丈夫、僕も同じだから」
…え?いま、なんて…
「真雪ちゃんの態度見てたら気になってね。僕と同じだなって。ちなみにケーキは彼の手作り、パティシエなんだよ」
「…付き合ってるんですか?」
「うん。真雪ちゃんと僕の秘密だよ」
爽やかな笑顔で少し照れ気味の店長はちょっぴり可愛かった。おっさんかと思ってたけど恋する乙女だったなんて(30代前半くらいかな)
「今日は星流と一緒に過ごすのになんで2個ケーキを?」
「僕が一緒に過ごす事が判ってたら気持ち悪いでしょ。カモフラージュだよ」
「店長太っ腹!美味しそう♪」
あたしはケーキを箱に仕舞い星流の後ろについて行こうとしたら店長に呼び止められた。
「真雪ちゃん、星流ちゃんに片想いしてるでしょ」って。
身体が凍ったみたいに硬直して足が床にへばりつく。心臓の音が頭に厭に鳴り響き一瞬に喉がカラカラに渇いた。
言葉が出てこない
何か言わなきゃ
黙ってたら認める事になるじゃない
異常な人間だって…
「大丈夫、僕も同じだから」
…え?いま、なんて…
「真雪ちゃんの態度見てたら気になってね。僕と同じだなって。ちなみにケーキは彼の手作り、パティシエなんだよ」
「…付き合ってるんですか?」
「うん。真雪ちゃんと僕の秘密だよ」
爽やかな笑顔で少し照れ気味の店長はちょっぴり可愛かった。おっさんかと思ってたけど恋する乙女だったなんて(30代前半くらいかな)
「今日は星流と一緒に過ごすのになんで2個ケーキを?」
「僕が一緒に過ごす事が判ってたら気持ち悪いでしょ。カモフラージュだよ」