ティッシュに涙と少しの残骸
星流と過ごすクリスマス
好きな人と過ごす初めてのクリスマス

言葉では言い表されないくらいの喜びと
嬉しさであたしは人生で一番の瞬間のしあわせ(多分)を噛みしめていた。

【あの人は誰と過ごしてるのかな…】

ポツリとゴミ箱に投げ捨てるような言い方で切なげな表情で、星流は片想いの相手の事を考えていた。

あたしと居てもその人の事を考えるの?
あたしはその人には敵わないの?

グッと下唇を噛み泣きそうになるのを堪える。

「星流!そろそろ片付けて明日に備えよっか」

聞こえてないフリをして明るく振る舞う。食器を洗うあたし、食器を拭いて仕舞う星流。テーブルを綺麗に拭いてお風呂に入りプレゼント交換をした。

【真雪すごい!嬉しいよ~】

星流ったら可愛いぞ♪さて星流からのプレゼントはなんだろう…
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