ティッシュに涙と少しの残骸
あたしのみつめる先に星流の姿がいつも居て欲しい。
一瞬、一瞬の表情を瞼の裏に焼き付けていたい。
星流があたしの為に吐いた嘘なら受け入れるし
それさえも許せるよ
ねぇ
星流
あたしね
ほんとに
【ここでいいよ、バイバイ】
「メールするね」
星流が角を曲がるまで見送り、来た道を戻る。
ぽたっ…
制服の襟に涙が落ちた。
右手の甲で拭い鼻をすする。
ど
う
し
て
こんなに愛しいと想えるのだろうか。
この時初めて
男になりたい
と思ったんだ。
一瞬、一瞬の表情を瞼の裏に焼き付けていたい。
星流があたしの為に吐いた嘘なら受け入れるし
それさえも許せるよ
ねぇ
星流
あたしね
ほんとに
【ここでいいよ、バイバイ】
「メールするね」
星流が角を曲がるまで見送り、来た道を戻る。
ぽたっ…
制服の襟に涙が落ちた。
右手の甲で拭い鼻をすする。
ど
う
し
て
こんなに愛しいと想えるのだろうか。
この時初めて
男になりたい
と思ったんだ。