ティッシュに涙と少しの残骸
「星流いる?」
「今図書室だけど」
お昼休み。星流は相変わらず告白されまくっている。星流は図書委員だからたまに図書室に行くの。
星流の居ない風景ってこんなにも味気ないなんて…
「真雪、お客さんだよ」
「は?」
由紀に促され教室の入り口に視線を移したら、新しい制服に身を包んだ1年生が緊張の面持ちであたしを見ていた。なんだろう…
「いきなりすみませんでした」
裏庭に連れだされ彼は頬を紅く染め、足元をみつめている。
「どうしたの?」
「おれっ…」
視線がぶつかる
彼の呼吸が乱れてる
あたしは冷静に状況を見据えてる
やや間があって
「月下先輩が好きです」
「今図書室だけど」
お昼休み。星流は相変わらず告白されまくっている。星流は図書委員だからたまに図書室に行くの。
星流の居ない風景ってこんなにも味気ないなんて…
「真雪、お客さんだよ」
「は?」
由紀に促され教室の入り口に視線を移したら、新しい制服に身を包んだ1年生が緊張の面持ちであたしを見ていた。なんだろう…
「いきなりすみませんでした」
裏庭に連れだされ彼は頬を紅く染め、足元をみつめている。
「どうしたの?」
「おれっ…」
視線がぶつかる
彼の呼吸が乱れてる
あたしは冷静に状況を見据えてる
やや間があって
「月下先輩が好きです」